制度の概要
外国人技能実習受入れ制度の概要
平成21年7月15日の制度改正(平成22年7月1日施行)に伴い、入国後初年度から日本の労働関係法令を適用し、実習実施者(受入れ企業)と雇用契約を結び、技能等の修得をすることができるようになりました。
外国人技能実習受入れ制度の目的
外国人実習生受入れ制度は、開発途上国等の青壮年を日本の産業界に技能実習生として受入れ、一定の在留期間の間に実習実施者において技術・技能・知識を習得させます。
本制度は、これら諸国の人材育成を通じて国際貢献の一助となることを目的にしています。
技能実習生受入れ可能人数
一年間に受入れできる技能実習生の人数(技能実習1号)は、通常企業の常勤職員数の5%(常勤職員20人に対して1人)と定められています。弊組合のような監理団体を通じて受入れることで、受入れ人数枠は以下のように緩和されます。
常勤職員数 | 受入れ可能人数 |
---|---|
301人以上 | 常勤職員の5% |
201人~300人 | 15人 |
101人~200人 | 10人 |
51人~100人 | 6人 |
3人~50人 | 3人 |
1人~2人 | 常勤職員と同数 |
※優良の場合は倍の人数の受入れが可能です。
※常勤職員の定義は、労働日数が週5日以上、週労働時間が30時間以上で、継続して6ヶ月以上雇用されている者とされています。従業員であれば当然社会保険への加入義務があるため、保険証のコピーの提出を求められます。その他、裏付ける資料として「出勤簿」や「賃金台帳」の提出を求められることもあります。
※役員を常勤職員とするためには、「役員報酬内訳書」や「出勤簿」、または「賃金台帳」により常勤性を証明する必要があります。
技能実習生受入れのメリット
1.向上心旺盛な若者による企業の活性化
技能実習生として来日する若者は、素直で、仕事に取り組む姿勢が真面目です。技能実習生を受入れることで、貴社のベテラン従業員や新入社員、アルバイト・パートの方にも良い影響を与えることにもなります。
2.基礎技術を習得済みのため、教育が容易
技能実習生は貴社の職種の経験者です。また、入国前に日本語(日常会話・専門用語)や日本の生活習慣を最低3ヶ月間教育しますので、新入社員のように1から教育する必要がありません。
3.職場の改善や生産性の向上
常にフレッシュな技能実習生を受入れて技能等を指導することにより、他の従業員が刺激を受け、職場の改善や安全衛生及びコンプライアンス意識の向上につながります。
4.企業の国際化、販路の拡大を実現
海外進出の際、人材の確保と教育は頭を悩ませるところです。技能実習生を帰国後に自社(現地)で雇用すれば、その問題は一挙に解決します。現地採用一切なしで、日本で技能実習を修了した若者を随時現地工場で雇用している企業もあります。
※技能実習生は技能実習終了後、来日前に勤務していた企業に戻り、日本で学んだ技術を活用する業務に従事する必要があります。現地採用は同一職種同一作業での採用を行ってください。
5.優秀な人材を安定して受入れ
技能実習生として来日したいと希望する若者は大勢います。募集人数に対して3倍程度の応募がありますので、優秀な人材を受入れることが可能です。また、来日後の管理についても、当組合と中国側送出機関とで協力して対応しますので、技能実習生の指導に専念できます。
繊維・衣服関係(13職種22作業)
- 精紡工程作業
精紡機で、粗糸(繊維束)を所定の太さに引き伸ばし、撚りを掛けて糸(単糸)にする作業。 - 巻糸工程作業
巻糸機で精紡管糸(コップ)の糸の欠点を除去し、所定のパッケージ(チーズ、コーン)に巻き返す作業で、仕上工程とも呼ばれる作業。 - 合撚糸工程作業
2本以上の糸を引きそろえ(合糸)、均整な撚りをかけ(撚糸)て強伸度の大きい糸や特殊な風合い・外観の糸を作る(仕上工程の一部)作業。
- 準備工程作業
整経、糊付、経通し(へどおし)、緯巻(よこまき)作業。 - 製織工程作業
準備工程で用意された経糸、緯糸を、「織機」を使って織物組織になるよう「経糸を開口、決められた緯密度(よこみつど)になるよう緯入れ(よこいれ)、筬打ち(おさうち)して織物を作る作業。 - 仕上工程作業
織機で織り上げた織物(生機(きばた))に対し、検反・修正・格付け、折り畳み・ロール巻、荷造りを行う作業。
- ワイシャツ製造作業
各種布はく縫製品に使用する織物を裁断し、縫製機械(各種ミシン等)を使用して縫製し、ワイシャツを製造する作業をいう。
- 丸編みニット製造作業
編立て仕様書に基づき、丸編機を使用し、生地を円筒状に編み立てる方法により、丸編ニット生地を製造する作業。 - 靴下製造作業
靴下編立て仕様書に基づき、靴下編機(小直径の丸編機)を使用し、生地を靴下の形状に編み立てる方法により、靴下を製造する作業。
- 婦人子供既製服縫製作業
型紙にしたがって布地を裁断し、裁断された洋服の部品となる生地をミシンなどで縫製を行い、アイロン、プレス操作を行いながら仕上げ、製品検査を行い、婦人・子供既製服を仕立てる作業。
- 紳士既製服製造作業
型紙にしたがって布地を裁断し、裁断された洋服の部品となる生地をミシンなどで縫製を行い、アイロン、プレス操作を行いながら仕上げ、製品検査を行い、紳士既製服を仕立てる作業。
- 寝具製作作業
測定器具、裁断用機械器具、縫製用機械器具、わた入れ用機械器具及び仕上げ用機械器具(キルティングマシン等)等を使用して、生地の採寸・裁断、側縫製、わた入れ、わた入れ口縫製、キルティング加工等を施し、掛けふとん及び敷きふとんを仕立てる作業。
- 糸浸染作業
浸染用機械を使用し、染料を溶解した染色液に被染色糸を浸漬し、助剤、温度の働きで繊維に染料を吸着、固着させる作業。 - 織物・ニット浸染作業
浸染用機械を使用し、染料を溶解した染色液に被染色織物・ニットを浸漬し、助剤、温度の働きで繊維に染料を吸着、固着させる作業。
- 織じゅうたん製造作業
「12尺(3.64m)巾以上の織じゅうたん織機」を使用し、パイル糸、地経(じたて)糸、緯(よこ)糸、締経(しめたて)糸で織じゅうたんを製造する作業。 - タフテッドカーペット製造作業
「4m巾以上のタフティングマシン」を使用し、パイル糸でタフテッドカーペットを製造する作業。 - ニードルパンチカーペット製造作業
「2m巾以上のニードルパンチ機(ドライヤー付)」を使用し、ウェブ用素材でニードルパンチカーペットを製造する(表皮層を伴う製品の製造に限定する。)作業。
- 帆布製品製造作業
帆布(カンバス)又はそれと同等の化学繊維材料でできた生地を裁断、縫製し、帆布製品(テント、シート、コンテナバッグ等)及びテント構造物等を製造する作業。また、必要に応じてフレーム等への取付け作業も含まれる。
- 下着類製造作業
下着類の部品(パーツ)となる生地を4機種以上のミシン(2点千鳥ミシン、4点千鳥ミシン、本縫い1本針ミシン、本縫い2本針ミシン、1本針オーバーロックミシン、2本針オーバーロックミシン、2重環ミシン、電子サイクルミシン、閂(かんぬき)ミシン、扁平縫いミシン(平2本針、平3本針)等)を使用して縫製・仕上げ、製品検査を行い、下着類を製造する作業をいう。
- 自動車シート縫製作業
総合送りミシン、上下送りミシン等の工業用ミシンを使用して、原反及び副資材でできた生地と部品(レザー、ファブリック、2層ラミネート、3層ラミネート等)を、手順書に従って縫い合わせ縫製し、自動車シート縫製製品(附属製品)(フロントシート、リアシート、ヘッドレスト、アームレスト、ドアトリム、コンソールなど)等を製造する作業(二輪車(自動二輪等)は除く)。
機械・金属関係(15職種27作業)
- 鋳鉄鋳物鋳造作業
鋳鉄を溶かして鋳型に注ぎ込み、冷えて固まった後で鋳型から取り出し、目的に応じた製品に仕上げる作業。 - 非鉄金属鋳物鋳造作業
銅及び銅合金、アルミニウムとアルミニウム合金及びマグネシウムとマグネシウム合金等を溶かして鋳型に注ぎ込み、冷えて固まった後で鋳型から取り出し、目的に応じた製品に仕上げる作業。
- ハンマ型鍛造作業
ハンマ型鍛造機に型彫された金型(上下)を取り付け、この金型の中に材料(ビレット:寸法切りした材料のこと。)を入れて打撃し、鍛造製品の成形を行う作業。 - プレス型鍛造作業
プレス型鍛造機に型彫された金型(上下)を取り付け、この金型の中に材料(ビレット:寸法切りした材料のこと。)を入れて加圧し、鍛造製品の成形を行う作業。
- 金属プレス作業
「動力プレス機械」を用いて「金属板」を「金型により所定形状に成形する冷間加工」を行う作業。
- ホットチャンバダイカスト作業
ホットチャンバ・ダイカストマシン(注)を使用して行う鋳造作業。ホットチャンバダイカスト法は、亜鉛、鉛、錫合金など溶融点の低い合金又は鉄を侵食しないマグネシウム合金のダイカストに用いられる。
※射出部(加圧室)が溶湯の中にあるダイカストマシンで、その特徴は、
①主として亜鉛合金、マグネシウム合金などの鋳造に使用される。
②射出部が溶湯中にあるので注湯する必要がなく、鋳造サイクルが早い。
③鋳造圧力が低い(7MPa~25MPa)。
④酸化物、空気の巻込みが少ない。 - コールドチャンバダイカスト作業
コールドチャンバ・ダイカストマシン(注)を使用して行う鋳造作業。コールドチャンバダイカスト法は、アルミニウム合金、マグネシウム合金、銅合金など溶融点の高い合金のダイカストに用いられる。
※射出部(加圧室)が溶湯の中にないダイカストマシンで、その特徴は、
①大型マシンによる大物ダイカストが生産できる。
②サイクルごとにスリーブに注湯する。
③鋳造圧力を高くすることができる(20~120MPa程度)。
- 陽極酸化処理作業
電解浴中でアルミニウム製品を陽極(+極)にして電解処理し、酸化皮膜を形成する作業。
- 旋盤作業
旋盤(数値制御式のものを含む。)を使用し、材料の形状や材質に応じて、加工方法や切削条件(切削速度、切込み、送り)等の各種調整を行った後、加工物を回転させ、刃物台に取り付けられた刃物(バイトと呼ばれる工具)に送りを与え、目的に応じた切削加工を行う作業をいう。
※主として工作物を回転させ、バイトなどを使用して、外丸削り、中ぐり、突切り、正面削り、ねじ切り等の加工を行う工作機械をいい、ベッド、主軸台、心押台、往復台、脚(あし)、送り機構などの基本的構成部分から成る。 - フライス盤作業
フライス盤(数値制御式のものを含む)を使用し、材料の形状や材質に応じて、加工方法や切削条件(切削速度、切込み、送り)等の各種調整を行った後、工具(回転刃)を回転させ、万力に取り付けられた加工物に送りを与え、目的に応じた切削加工を行う作業。
※フライス等の工具を回転させ、工作物に送り運動を与えて、平面削り、溝削り等の加工を行う工作機械をいい、コラム、主軸台、テーブル、ベース、送り機構などの基本的構成部分から成る。
- 構造物鉄工作業
渡された図面にしたがって、構造物鉄工作業(構造物鉄工加工)(注)を行い所定の構造物を製作する作業。
※けがき作業、切断作業、穴あけ作業、曲げ作業、接合作業、ひずみ取り作業、組立て作業、仕上げ作業、検査作業、塗装作業等を包括した作業全体を指す。
- 機械板金作業
板金加工用機械(パンチングマシン、レーザマシン、ベンディングマシン、シャーリングマシン等)を使用し、金属薄板の平板(厚さ6mm程度まで)で製品・部品を形作る作業。
- 電気めっき作業
電解液中で、めっきされる金属製品を陰極にし、皮膜形成させたい金属を陽極にして、直流電流を通し、陽極を電気分解して金属イオンとし、電解液中を通って陰極即ち被めっき物(製品)に金属皮膜を形成する作業。 - 溶融亜鉛めっき作業
溶融している亜鉛の中に製品(部品)を浸漬して引き上げ、製品の表面に亜鉛の皮膜を形成させる表面処理作業。
- 電子機器組立て作業
電子回路実装基板への部品の取付けやプリント配線板への接続・接着等により、電子回路を内蔵した各種機器の総合的な組立て及び点検を行い、併せて電気系やメカニズム系における調整や検査等の作業。
- 治工具仕上げ作業
たがね作業、やすり作業、きさげ作業、穴あけ作業、けがき、みがき作業などの各種作業により所定の精度を要する治工具(注)製作を行う作業。
※治工具とは、
①材料を台に固定するための道具(治具)と材料を切削する刃物(工具)の総称で、
②切削工具を導く装置等。 - 金型仕上げ作業
ジグ研削盤や型彫盤などの工作機械を用いたり、手作業による部品のはめ合わせや平面のすり合わせを行い、金型の表面粗さ、表面性状等を向上させる作業。 - 機械組立仕上げ作業
機械(注)装置のはめ込み作業、圧入作業、かしめ作業などにより、機械装置の分解・組立て・調整・心出しなどを行う作業。
※機械例:製造業の金属製品製造業に代表される各種機械器具製造業で製造される機械で代表的なものに工作機械、原動機、産業用機械等がある。
- プリント配線板設計作業
電子回路基板(プリント配線板、プリント配線実装基板、モジュール基板、モジュール実装基板、電子回路実装基板等)の設計作業。 - 金型仕上げ作業
ジグ研削盤や型彫盤などの工作機械を用いたり、手作業による部品のはめ合わせや平面のすり合わせを行い、金型の表面粗さ、表面性状等を向上させる作業。 - プリント配線板製造作業
電子回路基板(プリント配線板、プリント配線実装基板、モジュール基板、モジュール実装基板、電子回路実装基板等)の製造作業。
- 機械系保全作業
機械保全は機械単体の保全ではなく、工場や生産ラインに設置されている機械設備全体の故障や劣化を予防し、維持・保全する業務である。機械系保全作業は、機械要素(機械を構成する最小機能単位)等の機械系の異常、損傷、腐食の発見や原因の究明、対応策の検討及び対応作業等を行う作業。
- 機械検査作業
各種機械の部品及び作動機構(注)の加工・組立・調整における精密測定作業並びに測定機器の精度検査及び調整作業。
※作動機構とは各機械・装置の内部構造や部品が互いに関連して働く仕組み。
- 回転電機組立て作業
鉄心に導線を巻いて発電機・電動機の部品となるコイルをつくり、他の部品などを組み合わせて、発電機・電動機を組立て、調整する作業。 - 変圧器組立て作業
変圧器、変流器、変成器の組立て、調整する作業。 - 配電盤・制御盤組立て作業
配電盤や制御盤などを組み立て、配線し、必要な試験を行って規格どおりに調整する作業。 - 開閉制御器具組立て作業
ブレーカや開閉器などの開閉制御器具を組み立てる作業。 - 回転電機巻線製作作業
発電機・電動機のコイルを製作する作業。
建設関係(22職種33作業)
- パーカッション式さく井工事作業
パーカッション式さく井機を使用してさく井工事(さく井、観測井・還元井・温泉の掘削、浅井戸の築造、揚水設備の設置等)を行う。 - ロータリー式さく井工事作業
ロータリー式さく井機を使用してさく井工事を行う。
- ダクト板金作業
空気調和設備、換気設備、排煙設備等に用いる建築設備の一つであるダクトを製作し、取り付ける作業。
※ダクトとは、亜鉛鉄板等で箱状の管を作製し、それを継ぎ合わせて空調機械から居室等への空気の流れ道とするもの。空気調和設備、換気設備、排煙設備等。 - 内外装板金作業
建築物の内装(内壁、天井等)、外装(外壁、屋根、雨どい等)に係る金属製内外装材を加工し、取り付ける現場施工作業。
- 大工工事作業
木造建築物に対する大工工事(注)で、木材を加工して組立てを行い、家屋や神社仏閣などの木造建築物を建築する作業。
※「木材の加工又は取付けにより工作物を築造し、又は工作物に木製設備を取付ける工事」
- 木製建具手加工作業
手工具等を使用し、木材の切断、加工、組立て、塗装、金具の取付けなどの諸工程をとおして木製建具の製品を製作・加工する作業。
※複数の材料で製作されるものにあっては、50%を超える部分が木製材料であること。
- 型枠工事作業
組立て場所又は加工場で型枠材料を使用して加工図に応じた事前加工を行い、組立て場所及び加工場における揚重・運搬に係る作業を経て組立て場所(建設現場)における施工工程の組立て・解体に関する作業。
- タイル張り作業
モルタル及び接着剤を使用し、割付図にしたがって段取り、タイル張り、化粧目地仕上げ等の工程により、磁器質、せっ器質、陶器質等のタイルを所定の位置に張り付け、表面を仕上げる作業。
- 建築配管作業
「建設業法で定義された管工事」(注)を行う作業。また、水道、ガス等の配管工事のうち水道メータ、ガスメータ等の流量測定装置から下流の配管作業が対象となる。
※冷暖房、空気調和、給排水、衛生等のための設備を設置したり、又は、金属製等の管を使用して水、油、ガス、水蒸気等を送配するための設備を設置する専門工事。具体的には、給水装置(水道)工事、排水設備工事、給湯設備工事、衛生設備工事、冷暖房設備工事、空気調和設備工事、ガス管配管工事、浄化槽工事等の工事を「管工事」という。 - プラント配管作業
「プラント(注)及びその関連設備並びに関連装置〔塔槽(とうそう)類・反応器・熱交換器・圧縮機・ポンプ・ブロワ・ろ過機・分離機・加熱炉等〕の連絡配管の管工事」を行う作業。また、水道、ガス等の配管工事のうち水道メータ、ガスメータ等の流量測定装置から下流の配管作業が対象となる。
※「生産設備一式や大型の機械装置」等の総称をプラントといい、食料品製造プラント、製紙プラント、化学工業(肥料・薬品・石油精製・石油化学)プラント、LNG受入れ基地、製鉄プラント、ガス製造プラント、火力発電プラント、原子力発電プラント、薬品プラント、油槽所・パイプライン等の呼び方をする。
- 冷凍空気調和機器施工作業
冷凍空気調和機器の据付け、分解、組立て及び調整作業並びに冷媒配管作業。
※対象となる冷凍空気調和機器の例
冷凍装置、冷房装置、冷凍機、チラーユニット、ファンコイルユニット、圧縮機、パッケージ形及びセパレート形空気調和機〔冷房及び冷暖房(EHP:電気ヒートポンプエアコン)、(GHP:ガスヒートポンプエアコン)〕、家庭用エアコン、ウィンド形エアコン、業務用冷凍冷蔵庫、低温機器、ウィンド形空気調和機、冷凍冷蔵ショーケース、アイスメーカ、輸送用冷凍冷蔵ユニット、氷蓄熱装置、温風暖房機、温水暖房機、送風機、家庭用エアコン等
- とび作業
建築現場(木造建築物)、建設現場(高層・低層ビル工事)、土木工事現場(造成・道路・橋梁・ダム)等で足場等の仮設構造物の建て方、解体、重量物運搬等を行う作業を指し、とび作業の段取り、掘削・土止め及びその他の基礎工事作業を含めてとび作業という。
- 左官作業
こて(鏝)及びこて板を使用し、建物の壁や床、土塀などに対し、塗り仕上げる左官工事(注)施工作業。
※可塑性のある材料を現場において使用し、所定の場所に必要な厚さに塗り、あるいは吹き付ける工法のことである。使用される材料は現場において調合された材料や既調合製品が水を媒体として混練されている。
- コンクリート圧送工事作業
建設現場等に運搬された生コンクリート(レディミクストコンクリート)を、コンクリートポンプ(コンクリートポンプ車)と輸送管機材等を使用して、機械的圧力により所定の箇所又は所定の型枠内に圧送し配分(建設現場等で生コンクリートを流しこむこと。)する作業。
- 石材加工作業
大理石(石灰岩)、花こう岩〔御影石(みかげいし)〕等の石材を、手道具又は石工用機械を使用して、切断、表面研磨、像刻み、碑文彫り、石塔・石臼(いしうす)等の加工仕上げを行う作業。 - 石張り作業
大理石(石灰岩)、花こう岩〔御影石(みかげいし)〕、粘板岩(スレート)、砂岩、硬石・中硬石・軟石等の石材を張り石加工し、敷石張り工事、壁石工事、天井石工事等を各種工法により、床、壁、柱、塀、石垣等の躯体構築物等に張り付ける作業。
- かわらぶき作業
屋根下地(野地板)に屋根工事(ここでは「瓦、スレート等により屋根をふく工事」をいう。)を行う作業。
※板金屋根工事及び屋根断熱工事はかわらぶき職種(かわらぶき作業)には該当しない。
- ウェルポイント工事作業
地下水位の低下による地盤改良工事作業をウェルポイント工法(ディープウェル工事を除く。)により行う作業。
※ウェルポイント(ストレーナを持った先端部分)に、長さ5.5~7m のライザパイプを取り付けたものを地盤中に多数打ち込んで、小さな井戸のカーテンを作り、ウェルポイントポンプで強力に地下水を吸収低下させ、必要な区域の地下水を揚水し、地下水位を低下させることにより掘削を容易にする工法。
- 保温保冷工事作業
冷暖房設備、冷凍冷蔵設備、動力設備又は燃料工業・化学工業等の各種設備の保温保冷工事作業。
※オフィスビルやマンション等の冷暖房換気設備、給排水衛生設備、ビル群にエネルギを供給する地域冷暖房の配管類、工場(プラント)、発電所、船舶等における高温の蒸気装置及び高温流体装置等、低温の天然ガスや石油液化ガスの配管・機器類、半導体工場のクリーンルームに清浄な空気を送るダクト等に、人造鉱物繊維保温材、無機多孔質保温材、発泡プラスチック保温材、金属保温材等を使用し、保温保冷工事を施す作業。
- ビル用サッシ施工作業
建築物(主としてビル)の開口部に「窓」や「扉」等のビル用サッシを取り付ける作業。
- プラスチック系床仕上げ工事作業
左官が仕上げたコンクリート床や大工が仕上げた木造床の床面に基準線を引いて、中心からプラスチックタイルや塩化ビニルシートを床面や階段に張り付ける作業をいう。 - カーペット系床仕上げ工事作業
左官が仕上げたコンクリート床や大工が仕上げた木造床の床面及び階段に基準線を引いて、これに合わせカーペット等を敷き込む作業。 - 鋼製下地工事作業
軽量鉄骨の鋼製下地に補強材料を使用して、電気溶接やビス止めにより、天井や壁下地を施工する作業。 - ボード仕上げ工事作業
天井や壁の鋼製下地や木製下地に、各種ボードを用途別にビス止め、ステープル止め、接着剤張りによりボード仕上げを行う作業。 - カーテン工事作業
カーテンの取付け場所の確認及び採寸、カーテンの製作、カーテンレールの施工、カーテンを取り付ける等の作業。
- 壁装作業
壁紙(注)を建築物の天井、壁、床、造作、その他の部分に仕上げとして張り付ける作業。
※「主に建築物の天井、壁、などに仕上げとして張り付ける」もので、紙製、繊維製、プラスチック製及び金属はく製などのもので可とう(撓)性があって接着剤により張り付けるものをいい、あらかじめ接着剤・粘着剤等を塗布したものを含む。
- シーリング防水工事作業
外壁と窓枠や、プレキャストコンクリート相互間の目地に防水を目的としてシーリング材を充填あるいは、はめ込む作業。ペースト状の材料を充填して仕上げる不定形シーリング材と予め成形されたものをはめ込む定形シーリング材を使用する作業がある。
- 鉄筋組立て作業
機械工具を使用して「鉄筋」を所定の寸法に「加工(切断・曲げ)」して配置し、所定の形状の骨組みに結束具及び結束線を使用して「手作業により組立てる作業」
- 押土・整地作業
押土・整地機械(代表機種:ブルドーザ)を使用して走行操作(道路上の走行を除く。)及び施工作業(機種及び機体重量に応じた車両系建設機械の特別教育又は技能講習が必要。)並びに点検作業を行う。
※建設業法上の業種の事業者が建設機械を使用して、押土・整地作業を行う場合、建設機械施工職種(押土・整地作業)に該当する。 - 積込み作業
積込機械(代表機種:トラクタショベル)を使用して走行操作(道路上の走行を除く。)及び施工作業(機種及び機体重量に応じた車両系建設機械の特別教育又は技能講習が必要。)並びに点検作業を行う。
※建設業法上の業種の事業者が建設機械を使用して、積込み作業を行う場合、建設機械施工職種(積込み作業)に該当する。 - 掘削作業
掘削機械〔代表機種:油圧ショベル(バックホウ)〕を使用して走行操作(道路上の走行を除く。)及び施工作業(機種及び機体重量に応じた車両系建設機械の特別教育又は技能講習が必要。)並びに点検作業を行う。
※建設業法上の業種の事業者が建設機械を使用して、掘削作業を行う場合、建設機械施工職種(掘削作業)に該当する。 - 締固め作業
締固め機械(代表機種:ロードローラ)を使用して走行操作(道路上の走行を除く。)及び施工作業(車両系建設機械の特別教育が必要。)並びに点検作業を行う。
※建設業法上の業種の事業者が建設機械を使用して、締固め作業を行う場合、建設機械施工職種(締固め作業)に該当する。
- 築炉作業
炉(※)を安定稼動させるため、炉の内面に、最新の施工技術を用いて、高度の品質管理により耐火物を施工する作業。
※食品調理用の窯炉(ピザ窯・パン窯)については、工業窯炉としての 高温・高圧力の機能を要求されないため、本職種の対象外。
農業関係(2職種6作業)
- 施設園芸
温室やビニールハウス等の施設を利用して行う園芸作物(野菜、花卉、果樹等)の栽培作業。 - 畑作・野菜
畑(露地)で行う作物(稲以外の穀物、野菜、豆、芋等)を組み合わせた周年栽培作業。 - 果樹(2015/04/01追加)
果樹園(温室等の施設利用を含む。)を利用して行う果樹の周年栽培作業。常緑果樹及び落葉果樹(柑橘、柿、ぶどう、梨、りんご、桃、栗、クルミ、その他の果樹)
- 養豚
豚を家畜として飼養する作業。繁殖作業、育成作業、肥育作業が含まれる。 - 養鶏
採卵用鶏(うずら、アヒル等は除く)の飼養及び採卵作業。 - 酪農
乳牛(将来の搾乳を目的とする子牛を含む)の飼養及び牛乳の生産作業。
漁業関係(2職種9作業)
- かつお一本釣り漁業
かつお一本釣り漁船及び一本釣り漁具を使用して、カツオ等を捕獲する漁業。 - まぐろはえ縄漁業
まぐろはえ縄漁船及びまぐろはえ縄漁具を使用して、マグロ等を捕獲する漁業。 - いか釣り漁業
いか釣り漁船及びいか釣り漁具を使用して、イカを捕獲する漁業。
- まき網漁業
まき網漁船及びまき網漁具を使用して行う漁業。 - 底曳網漁業
底曳網漁船及び底曳網漁具を使用して行う漁業。
- 流し網漁業
流し網(刺し網)漁船を使用し、漁獲物の遊泳通過する場所を遮断する様に流し網(刺し網)を張って行う漁業。 - 定置網漁業
定置網漁船及び定置網漁具を使用して行う漁業。 - かに・えびかご漁業作業
かご漁船及びかご漁具を使用して、深海においてカニ、エビを捕獲する漁業。
- ホタテガイ・マガキ養殖作業
一定の水域を専有して、ホタテガイの種苗を採取し成貝まで成長させる等、人工的に管理、育成する作業。
食品製造関係(9職種14作業)
- 缶詰巻締
缶詰又は缶詰用空缶に二重巻締法による缶蓋又は缶底蓋の接合作業を行う。
※対象となる缶詰及び缶詰用空缶は、二重巻締後に内容物が加熱殺菌される缶詰が対象で、人間用の食品及びペットフード(非食品)の缶詰がある。
- 食鳥処理加工作業
①捕鳥(とちょう)作業
②湯漬(ゆづけ)作業
③脱羽(だつう)作業
④中抜き(内臓摘出)作業
⑤冷却作業
⑥食鳥解体作業
⑦生鮮肉管理作業
の一連の作業。
- かまぼこ製品製造作業
魚肉に2~3%の食塩を加え、擂り潰して粘稠(ねんちゅう:ねばりけがあって密度の濃いこと。)な肉糊状とし、板付けやちくわ等に成形し、加熱凝固させたかまぼこ製品の製造作業。
- ハム・ソーセージ・ベーコン製造作業
①ハム製造作業
主として豚ロース肉や豚もも肉等の肉塊を塩せきした後、ケーシングに充填してくん煙、加熱等の加工をした製品(ハム類)を製造する作業。
②ソーセージ製造作業
種々の原料食肉を挽肉にして塩せきや調味をした後、ケーシングに充填して、乾燥、くん煙、加熱等の加工をした製品(ソーセージ類)を製造する作業。
③ベーコン製造作業
主として豚バラ肉・豚肩肉等を塩せきした後、ケーシングを使用せずにくん煙した製品(ベーコン類)を製造する作業。
- パン製造作業
小麦粉などの原料を計量し、水とパン酵母を加えてよく捏ね、パン生地(以下生地という。)をつくる。生地を発酵させた後に、所定の大きさに分割し、最終発酵室(ホイロ)に入れ、適度な温度や湿度を保って発酵させ、生地を膨張させる。膨張した生地をオーブンなどに入れ、所定の時間加熱し、パンを焼き上げる作業。
- 牛豚部分肉製造作業
牛豚部分肉製造工程は、次の①から⑦までの一連の作業工程をいい、牛豚部分肉製造作業は、①②④⑤を必須作業とし、⑥⑦は関連作業とすること。
①枝肉の管理作業(枝肉の損傷防止、冷蔵庫から枝肉を搬出し、部分肉製造作業場へ枝肉搬入する作業)
②枝肉検品作業(枝肉の損傷等の確認する作業)
③大分割作業(原則として牛は4部位、豚は3部位に分割する作業)(注)
④小分割作業(脱骨作業)
⑤整形作業(各部分肉の内側、外側に付着している血液、リンパ節、壁側胸膜、肉片、腱、靱帯及びその他汚染されているところの肉や脂肪を除去して、商品形態を整える作業)
⑥検品作業(金属探知機等による部分肉製品の検査作業)
⑦真空包装作業(真空包装設備による包装作業)
(注)作業工程③は専門級以上の技能が必要であるため、必須作業としていない
- 惣菜加工業
大量製造用調理機械を使用し、食材原材料の下処理、炊く、茹でる、揚げる、炒める、煮る、焼く 、蒸す、合(和)える等の調理加工及び殺菌処理等により惣菜加工品を製造する作業。
※次の①及び②、または①及び③を満たしていること。
①1回300食以上又は1日750食以上を提供する調理施設
②加熱調理食品の加熱温度管理(標準作業書(手洗いマニュアル、器具等の洗浄・殺菌マニュアル、原材料等の保管管理マニュアル、加熱調理食品の中心温度及び加熱時間の記録マニュアル))に従い、温度と時間の記録を行うこと。
③非加熱で調理する食材の洗浄または殺菌の実施記録を行うこと。
- 節類製造
魚体をラウンドあるいは、縦に二分又は四分したものを煮熟、焙乾、かび付け、切削し、製品である節類を製造する作業。
※節類とは、魚体を縦に二分又は四分したものを煮熟、焙乾後あんじょう(放冷)したものをいい、生利節(縦に分割した魚体を煮熟した後、表面の水分を乾燥したもの)、荒節(生利節を繰り返し焙乾したもの)、枯節(荒節の表面を削り整形した後、かび付けしたもの)等の総称。 - 加熱乾製品製造
魚介類(加工原料)を加熱後、乾燥させることにより貯蔵性を付与した加熱乾製品を製造する作業。
※加熱乾製品とは、魚介類を煮熟後乾燥させたものの総称。 - 調味加工品製造
魚介藻類又はその乾製品に調味液を加え、味付けを行って調味加工品を製造する作業をいい、さらに貯蔵性を高めるために、煮つめたり、乾燥機、焙焼機等による乾燥を行って調味加工品を製造する作業。
※調味加工品とは、魚介藻類を加工段階で調味及び加熱処理を施し、貯蔵性を高めたり、風味を付与したものの総称。 - くん製品製造
くん材を用い、その周辺に魚介類を置き、煙でいぶし乾燥させ、くん製品を製造する作業。また、調味くん製品製造は魚介類を調理・調味して、高温で短時間くん乾して、くん製品を製造することをいう。
※くん煙の温度により、貯蔵を目的とする「冷くん法」と調味(及び風味付け)を目的とする「温くん法」がある。くん製品とは、材料(魚介類)にくん煙をかけて貯蔵性を高めたり、風味を付与したものの総称。
- 塩蔵品製造
魚介藻類又は魚卵等に塩蔵処理を施し塩蔵製品を製造する作業。
※具体的には、魚体の塩蔵製品では丸のままか、又は内臓を除去し適当に調理した魚体に食塩をまぶすか、食塩水中に漬け込んで、魚体中に食塩を浸透させ塩蔵品を製造する作業をいう。魚卵の塩蔵製品では卵巣をそのまま、又は卵膜の除去、血抜き等の処理をし、食塩水に漬け込んで魚卵中に食塩を浸透させ塩蔵品を製造する作業をいう。また、海藻(わかめ等)の塩蔵製品では採取した海藻に大量の塩をまぶして急速に脱水した後に塩蔵して塩蔵品を製造する作業をいう。塩蔵製品とは、食塩を用いて貯蔵された加工食品の総称である。 - 乾製品製造
魚介藻類を低温又は常温下で乾燥することにより、貯蔵性を付与した非加熱性の乾製品を製造する作業。
※非加熱性乾製品とは、素干し品(魚介類をそのまま又は適当に成形した後、乾燥したもの。)、塩干し品(魚介類をそのまま又は適当に成形した後、塩漬け又は施塩してから乾燥したもの。)、みりん干し品(魚介類をそのまま又は適当に成形し、醤油、みりん等による調味液に浸けた後、乾燥したもの。)等の加工食品の総称。 - 発酵食品製造
魚介類を、丸のまま、筋肉・内臓・精巣・卵巣、又はそれらの混合物に食塩を添加し、腐敗細菌の増殖を防止し、原料に含まれる酵素、細菌及び酵母等の発酵作用により独特の風味をもつまで熟成させて発酵食品を製造する作業。また、製品の種類によっては、食塩のほか米飯、酒粕、食酢等の副資材に漬け込んで発酵食品を製造することもある。
※発酵食品とは、魚介類を塩、副資材に漬け込んで発酵させることにより、貯蔵性を持たせるとともに独特の風味を持たせた加工食品の総称。 - くん製品製造
くん材を用い、その周辺に魚介類を置き、煙でいぶし乾燥させ、くん製品を製造する作業。また、調味くん製品製造は魚介類を調理・調味して、高温で短時間くん乾して、くん製品を製造することをいう。
※くん煙の温度により、貯蔵を目的とする「冷くん法」と調味(及び風味付け)を目的とする「温くん法」がある。くん製品とは、材料(魚介類)にくん煙をかけて貯蔵性を高めたり、風味を付与したものの総称。
その他職種(12職種24作業)
- 工業包装作業
工業包装作業は、物品を輸送、保管することを主目的として施す作業であり、内装及び外装作業。
※商業包装は、小売りを主とする商取引に、商品の一部として、又は商品をまとめて取り扱うために施す包装であり、個装にあたり、工業包装作業に該当しない。
- 手溶接
アーク溶接機を使用し、手作業による溶融溶接(融接)を行う。
※被溶接材(母材)の接合しようとする部分に熱を加え、母材と溶加材(溶接棒、ワイヤ等)を融合させてできた溶融金属を凝固させて接合する方法。 - 半自動溶接
半自動アーク溶接機を使用し、手作業による溶融溶接(融接)を行う。
- 家具手加工作業
手工具等を使用し、提示された図面等に基づき「木取り」、「木作り」、「墨付け」、「仕上げ」、「組立て」、「仕込み・釣込み」等の諸工程を通して木製家具(注)の製品を製作・加工する作業。
※たんす類、戸だな類、たな類、箱類、フォノキャビネット、机類、テーブル(卓子)類、鏡台類、台類、いす(椅子)及び腰掛け、ベッド類、ロッカー類、器物台類、帽子掛け及びかさ(傘)立、ベビーサークル及び揺らん、サービスワゴン、本立(ブックエンドを含む)及びマガジンラック、黒板、冷蔵庫(電気を使用しない冷蔵庫)、火ばち、教壇及び演壇、ふみ台、家具の部分品及び付属品、その他の家具をいい、いずれも木製のものをいう。
複数の材料で製作されるものにあっては50%を超える部分が木材及び木質材料であること。
- 製本作業
製本用材料として印刷された定期出版印刷物、不定期出版印刷物、宣伝用印刷物、業務用印刷物、事務用品印刷物、その他の出版印刷物、その他の商業印刷物、表紙、カバー及び扉等及び製本に必要な材料等を使用して製本する作業。
- 建築塗装作業
建築物内外部のコンクリート、木部、金属、ボード類、モルタル等の素地に対して行う塗装及びこれに関連する作業。 - 金属塗装作業
金属性素材や非鉄金属・合金材及びめっき材等で構成される対象物に対して行う塗装及びこれに関連する作業。 - 鋼橋塗装作業
鋼製橋梁や鋼構造物等を構成する構造物または付属物に対して行う塗装及びこれに関連する作業。 - 噴霧塗装作業
噴霧塗装用の機械、噴霧塗装用設備等を使用して工業塗装作業等における被塗装物及び塗料の種類に応じた噴霧塗装の方法により行う作業。
- 印刷箱打抜き作業
打抜加工機を使用して多面付けで印刷及び表面加工されてきた板紙を1個型に打抜き、同時に箱に折り曲げるための罫線を入れる作業。 - 印刷箱製箱作業
打抜加工(印刷済み)により1個型になったブランクシートに仕上げ加工機(製箱機)を使用してくせ折り、接着剤による貼り合わせ及び折り畳み加工をする作業。 - 貼箱製造作業
貼箱製造器(罫入機、角切機、断裁(裁断)機、糊付け機等)を使用し、貼箱の材料(板紙、薄紙等)をテープ止め、くるみ、折り込み等を行う作業。 - 段ボール箱製造作業
段ボール箱製造機械を使用し、段ボール箱及び段ボールで作った箱の製造を行う作業。
- 機械ろくろ成形作業
機械ろくろ成形機及び一連の機械・装置等を使用し、陶磁器製飲食器等製品を量産製造(注)する作業。
※量産製造とは、工業製品としての陶磁器製飲食器等製品を量産する製造形態をいい、伝統的な手工芸品・陶芸品の製造形態と区分している。
生産規模として一定量の量産が可能で、陶磁器製飲食器等製品を一般消費者に求められる品質を保ち、適切な価格で、繰り返し安定供給する製造形態をいう。 - 圧力鋳込み成形作業
加圧式鋳込み機及び一連の機械・装置等を使用し、陶磁器製飲食器等製品を量産製造する作業。 - パッド印刷作業
パッド印刷機及び一連の機械・装置等を使用し、陶磁器製飲食器等製品を量産製造する作業。
- 手積み積層成形作業
主に常温硬化樹脂を使用し、手作業(接触圧)で型(雄型又は雌型を使用)内に強化材(布やグラスファイバ等の繊維シート)に液体状の樹脂等を刷毛(はけ)やローラで含浸させ、脱泡しながら所定の厚さまで積層成形し、常温の大気圧中で放置して硬化させる作業。
- 圧縮成形作業
プラスチック材料を上型と下型からなる金型の下型に入れ、その型を締めて形を作る作業。熱硬化性プラスチックの成形が主だが、熱可塑性プラスチックにも使われる。 - 射出成形作業
溶融されたプラスチック材料を金型の中へ高圧で充填し形を作る作業。主に熱可塑性プラスチックに用いられるが、熱硬化性プラスチックにまで適用されている。 - インフレーション成形作業
溶融されたプラスチック材料を丸ダイを通じて円筒状に押し出し、空気で膨らまし作業の定義て風船状にした後、冷却しロール状にする作業。 - ブロー成形作業
溶融されたプラスチック材料を、チューブ状に予備成形(パリソン)し、内部に空気を吹き込んで中空製品を作る作業。(ガス射出成形と異なる点は、試験管状やパイプ状の製品の壁厚の基になるものが予めできていることである。)
- 自動車整備作業
路運送車両法に基づく、日常点検整備、定期点検整備、分解整備、新規検査における整備、継続検査における整備、構造等変 更検査における整備、一般整備の作業。
※自動車整備作業を行う場合、道路運送車両法(昭和26年6月1日法律第185号)第78条に基づき、地方運輸局長から認証を受けた自動車分解整備事業場(対象とする装置の種類が限定されていないこと)における作業でなければならない。
なお、対象とする自動車の種類が二輪自動車のみの自動車分解整備事業場は除くものとする。
- ビルクリーニング作業
ビルクリーニングは、不特定多数の利用者が利用する建築物(注1)の内部を対象に、衛生的環境の保護、美観の維持、安全の確保及び保全の向上 を目的として、場所、建材、汚れ等の違いに対し、方法、洗剤及び用具を適切に選択して場所別及び部位別(注2)の清掃作業(注3)を行い、建築物に存 在する環境上の汚染物質を排除し、清潔さを維持する作業。(注1)住宅(戸建て、集合住宅等)を除く建築物をいう。
(注2)場所別とは、玄関ホール、通路、トイレ、昇降機、専用部等の区分をいい、部位別とは、床、壁面、天井、立体面等の区分をいう。
(注3)清掃作業のうち、日常清掃作業は、毎日1回以上等の頻度で行う作業をいい、定期清掃作業は、年又は月等の単位で定期的に行う作業をいう。
技能実習生総合保険
外国人技能実習生総合保険について
当組合では補償内容の充実した、適価な技能実習生総合保険を提供しています。公的保険を補完し、技能実習生が病気や怪我で通院した際の自己負担費用を補償する他、技能実習生が安心して技能の修得に励むことができるように、様々なケースに対応する保険です。
保険料(3年間)
JDタイプ:22,920円
※技能実習生は来日後1ヶ月間は講習期間となり、企業の健康保険に加入できません。講習期間中は治療費用100%補償となりますので、ご安心ください。
当組合が加入している外国人技能実習生総合保険の補償内容
保険料 | |||
---|---|---|---|
傷害 | 死亡 | 700万円 | 700万円 |
後遺障害 | 700万円 | 700万円 | |
治療費用 | 300万円 | 300万円 | |
疾病 | 死亡 | 700万円 | 700万円 |
治療費用 | 300万円 | 300万円 | |
賠償責任 | |||
救援者費用 | 200万円 | 200万円 |
※技能実習生は社会保険への加入が必須です。外国人技能実習生総合保険は、社会保険(健康保険)の自己負担分(3割)を補償の対象としています。
※この他、様々なタイプの保険もご用意しております。詳しくはお問い合わせください。
※歯科治療、妊娠・出産・流産およびこれらに起因する病気、健康診断費用等は、保険金お支払いの対象外となります。
技能検定試験
技能実習生は、技能実習1号(1年目)が終了する1~2ヶ月前に、実習する作業に応じた技能検定試験基礎2級を受検しなければなりません。この試験に合格し、出入国在留管理庁の許可を受けて初めて技能実習2号に移行することができます。
技能検定試験は、学科試験と実技試験が行われ、どちらも基準とされる点数を取らなければ、合格できません。学科試験と実技試験のどちらを先に行うかは、各都道府県により異なります。
学科試験
学科試験は、全てひらがなで出題されます。全20問の正誤方式で、合格基準は100点を満点として、60点以上です。
当組合では、事前に過去問題を用意し、技能実習生が学科試験に慣れるよう練習できる体制を整えています。
実技試験
技能実習の受入れ作業に応じた実技試験です。試験の実施場所は各受入れ企業(受検人数が多い場合は別途指定されることがあります。)で、試験に使用する材料等は各企業が用意する必要があります。用意する材料等は、試験申込時に試験実施機関(ほとんどの職種は各都道府県の職業能力開発協会)から通知されます。